ちゃみのブログ@二人目妊活中

出産準備とか子育てとかたまに趣味のこととかにゆる~く奔走する。

ネットであれこれ出回っている『妊活情報』に振り回された女の話

 こんにちは、ちゃみです。

 昨今、妊活について色々情報が出回っていますよね。

 妊娠したくて必死で、不安だと、ちょっとした情報にすがってしまう気持ちは、ものすごくよく分かります。根拠があるのかないのか分からないけど、妊娠出来た先人たちが「こうすれば妊娠出来る!」「こういう症状があれば妊娠している可能性が!」なんて書いている……でも、わたしは当てはまらないから妊娠できないのかも……そうやって、無意味な一喜一憂をしました。

 そして、わたしが妊娠したとき思ったことは、ネットに書いてあったことに全然当てはまらんかったけど妊娠したじゃん……でした。

 今日は、ネット情報に振り回されて疲れた方が、少しでも前向きにというか、気が楽になるような記事になればな、と思います。

 

基礎体温

基礎体温を測るのが面倒くさい方へ

 妊活を始めよう、と思い立ったときに手っ取り早く始められるのが基礎体温をつけること。わたしも測っていました。

 今は、数十秒で測れる婦人体温計も出ているし、数値を入力するだけで勝手に基礎体温表をつけてくれるアプリもあるので、便利ですよね。

 ただ、基礎体温を測るには、舌の下に体温計を咥えて、数分間じっとしていなければならず、面倒くさい……

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 なので、わたしはオムロンの婦人体温計を使っていました。計測開始から十秒ほどでピピッと音が鳴るのですが、その十秒の間に、五分後の体温をはじき出しくれます(予測検温)。これなら朝忙しい方や、面倒くさがりの方でも続けられるかと。また、そのまま口の中に突っ込んでおくと数分後に、二度目のピピッが鳴ります(実測検温)。予測検温より実測検温の方が、より正確な体温なので、余裕がある方は実測検温がおすすめ。

基礎体温を測る意味

 生理初日から次の生理最終日を一周期とし、基礎体温はその周期の中で、低温期と高温期の二層に分かれています。低温期がどれくらい続くかはその人の生理周期の長さによってまちまちですが、高温期は個人差が少なく、大体14日前後続くとされています。高温期と低温期の差は0.3℃以上あるのが理想。

 基礎体温のグラフをつけてみて、「低温期と高温期が綺麗に二層に分かれていない」「低温期がずっと続く」「グラフがガタガタ」だったら、排卵やホルモンバランスに何らかの問題を抱えている可能性があるということです。

 基礎体温がおかしかったら、早めの婦人科の受診をおすすめします。無排卵を経験した自身の経験から言うと、あの時早めに受診していて良かった。これに尽きるからです

 

基礎体温についての噂の検証

 わたしが妊娠した周期を例にとって、噂のあれこれを検証していきます。

その1・低温期から高温期に入るときに、一度体温がガクッと下がる

 ガクッと下がる前後数日が排卵日だから、タイミングのチャンス! とかネットではよく言われています。

 結論から言うと、ガクッと下がった……ような気がする、というなんともフワフワした感想しかありません。

 わたしの場合、普段の低温期の体温は大体36.3から36.5℃くらい。

 生理周期14日目に36.18℃という一番の低温を記録したあと、三日ほどかけて高温期に入り、36.75℃まで上がりました。
 グラフだけ見ると、36.18℃はボコッと凹んで見えるものの……実はその日、外がすごく寒かったんです笑

 だから、基礎体温にも影響してしまった可能性もあります。

その2・妊娠していたら高温期が二段上がりする

 高温期に体温が二段上がりすると、妊娠している。なんて話もネットで目にします。

 高温期の三日目までは横ばいの体温が続き、四、五日目に37℃くらいまで体温がグンと上がると、着床が始まっているサインだとかなんとか……

 結論から言うと、わたしは二段上がりしませんでした。

その3・妊娠していたら基礎体温が継続して37℃を超える

 そもそも、二段上がりどころか、37℃を超えることがほぼなかったんです。

 わたしの高温期は大体36.7℃後半から36.9℃くらいをウロウロ。

 「今日も体温が37℃を超えた!妊娠しているかも!」と、盛り上がっている書き込みを見るたびに、わたしは37℃全然超えないから妊娠の可能性低いだろうな、と冷え込んでいく気持ち……

 結果は、妊娠していたんですけどね。

 妊娠四か月頃まで基礎体温を測り続けましたが、結局37℃代が出たのは3回くらいでした……

結論・基礎体温は自分の健康状態やおおよその排卵時期の参考に使う程度がベスト

 細かい数値に囚われて一喜一憂すると、精神的に疲れます。

 人間は機械じゃないので、基礎体温を測っていたからといって、絶対的な何かが分かるわけではありません。振り回されるだけ、損です!

 人それぞれなんだなぁ、と気軽に構えた方が良いです。

 

自己内診

 妊活を始めて知ったのは、『福さん式』という言葉。

 福さんという元助産師さんが、自分の経験をもとに編み出した、自己内診による排卵日特定法のことらしいのです。その方法はインターネット上で公開され、今も検索すればすぐに出てきますので、気になる方は調べてみてください。綿密で詳細な記録に驚くこと間違いなし。

 さて、その『福さん式』で言及されているのが自己内診。子宮口の柔らさや位置を把握し、おりものの状態を確認することで、排卵日を特定するというのです。

 正直、わたしは自分で内診するのはこわかったし、抵抗があった……

 ある程度継続しないと、自身の内部変化を把握するのは、難しいだろうと言い訳を考え、早々に断念

 その福さん式の中で、自己内診以外に参考になると思ったのが……おりものについて。

おりものの状態で排卵日は特定できるのか

 福さん式によると、

 生理後……サラッとしていて量は少ない

 排卵前……量が最も増える。卵白のようにびよーんと長く伸びる(十センチくらい伸びる。「のびおり」と呼ばれるもの)

 排卵後……ベタベタして白い(「べたおり」と呼ばれるもの)

 

 といった感じで、周期の中でも刻々とおりものの状態は変化しているらしい。

 言われてみれば、そんなような気もする……??

 排卵前からのびおりが出始め、そのタイミングが一番妊娠しやすいのだとか。

 福さん式を実践された方の中には、排卵検査薬も併用して、排卵何日前はこれくらい、排卵日はこんな感じ、と分かりやすくかつ詳細に、おりものの状態を説明してくださっているので、大変参考になりました。

 が……

『のびおり』とか全然なかった。けれど……

 のびおりが出ないと、妊娠しにくい、ホルモンバランスが崩れている、等々ネガティブな情報が出てくる出てくる……

 無排卵の可能性があると診断され、治療をしていた身としては、戦々恐々なワケです。おりものが全くないワケではないのですが、若い時に比べて減ってはいる。

 これが……老化っ?! ざわ……ざわ……

 などと、脳内がザワザワし始めたころ、生理が来ない→妊娠発覚。

 なので、のびおりが出ないからといって、妊娠出来ないことはないです。

 

排卵

 卵子が排出されるときに卵胞が破れることで起こると言われているのが排卵痛と言われています。

 わたしは、排卵痛が結構はっきりあるタイプ。イタタタ、とうずくまるほどではないのですが、卵巣のあたりが引きつるような鈍痛がありました。

 生理周期が定かでない中、基礎体温とこの排卵痛が一番役立ちました。

排卵痛が起こる前に排卵するか、排卵痛が起こった後に排卵するかは個人差がある

 わたしの場合は、排卵痛が起きる前日と、排卵痛が終わった翌日に、タイミングを取りました。

 基礎体温表と比べて見てみると、排卵痛が起こる前日に体温が上がり始め、排卵痛が終わった後に高温期に完全に入っています。

 このことから推測すると、排卵痛が始まる前もしくは始まった頃が丁度排卵日だったのでは、と推測しています。

排卵検査薬

 わたしは使いませんでしたが、排卵検査薬を併用すると、もっと正確に排卵日を特定できると思います。

 ただ、排卵検査薬って国産のものは高いしちょっとしか入ってないんですよね。

 知り合いに、ネットで海外製の安い検査薬を大量に買って毎日調べていた、という猛者もいましたが、その方も結局、排卵検査薬を使っている間は妊娠せず、諦めて新しい仕事を始めたらおめでたした、と言っていたので、環境や気分を変えることが、実は一番の近道だったりするのかもしれません。

 

まとめ

 色々書きましたが、妊娠に対して前のめりになりすぎると、自分で自分を追い詰めてしまったりするものです。

 ネットは便利で、たくさんの情報をくれますが、検索しすぎも禁物。と言いながら、わたしも止められないんですけれどね… 

chami-star.hatenablog.com

  わたしも無排卵と診断されて、半年間中容量ピルを飲み、治療した過去があります。

 治療のおかげで子宮環境が整えられ、そしていざ、妊活開始!となったとき、半年かけて知らず知らずのうちに肩の力が抜けていたことも、良い方に転がった要因の一つと思っています。

 

 長々と書きましたが、 ネットに書いてあることとちょっとでも違うと不安になったり、ネットに書いてある脅し文句を真に受けてモヤモヤを抱えること自体が、精神衛生に良くないです。

 わたしのように、ネットに書いてある情報と全く合致しなかったけど妊娠出来た人間がいるよ、というお話でした。

 

ちゃんちゃん。