ちゃみのブログ@二人目妊活中

出産準備とか子育てとかたまに趣味のこととかにゆる~く奔走する。

話題の鼻水吸引器『メルシーポット』を使ってみた

こんにちは、ちゃみです。

先日、息子がRSウイルスに罹患しました。

RSウイルスとは、高熱、咳、痰、鼻水などで、主に呼吸器系を攻撃してくる感染症です。

生後一歳までに以上が、二歳までにはほぼ100%かかる病気と言われていますが、小さい赤ちゃんほど、呼吸困難や肺炎、喘息、などの重症化する可能性が高くなる病気です。

幸い、うちの息子は入院などの必要はなかったものの、鼻水鼻づまりが激しく、眠れない夜が続きました。

 

そこで、急遽購入した鼻水吸引器「メルシーポット」についてと、鼻水吸引器の必要性について語っていきたいと思います。

 

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ロゴの赤ちゃんの髪形が、うちの息子に似ている笑

 

 

 

鼻水吸引器はいらないと思っていた

 

妊娠中に読んでいた育児雑誌で、

「生まれてくるベビちゃんのために、鼻水吸引器を買いました☆」

とか書いてあったら、

「この人は意識高い人だな、高いし、鼻水なんて病院で吸ってもらえばいいじゃん、必要ないよ」

と思っていました(ごめんなさい)

しかし、そんな甘い考えは一瞬で打ち砕かれることに。

 

息子が突然高熱を出す

 

赤ちゃんは急に熱を出す、とよく言いますよね。

お腹の中で、お母さんからもらっていた免疫が六か月頃に切れるから、注意した方がいいよ、と、周囲のお母さんたちから散々アドバイスを受けていたので、戦々恐々。

息子はそれまで、一切風邪を引いたことがなく、湿疹も咳も鼻水も出したことがありませんでした。

 

ある晩、眠っている息子が鼻水をズルズルと啜り始め、鼻が詰まる息苦しさから、明け方からグズグズと眠らず。

その時はまだ、クーラーを効かせすぎたかなぁ、と思っていた能天気だった愚かなわたし。

しかし、夜が明けて、朝になって昼前になっても、なんとなーく様子がおかしい。

目に力がなく、不機嫌で、グズグズと抱っこをせがんで甘えてくる。

抱っこが大好きなので、毎日抱っこしろとグズってはいるものの、その日のグズり方はどこか違う。

そこで、熱を測ってみると、三十九度を超える高熱!

慌てて小児科へ駆け込むことに。

 

先生に鼻水吸引器の購入をすすめられる

 

検査の結果はRSウイルス。

病状はどんどん悪くなり、病院に着く頃にはぐったり。

鼻水と痰が詰まり、呼吸をするたびにゼイゼイと苦しそう。

薬の吸入と、鼻水と痰の吸引をしてもらうと、慣れないことをされてギャン泣き。

そこで、先生に、鼻づまりで、昨晩も眠れなかったようだと伝えると、鼻水吸引器の購入をすすめられました。

鼻水吸引器には、口やスポイトで吸い取る手動のものと、機械で吸い取ってくれる電動のもの二種類があるそうなのですが、先生曰く、手動式のものはどうしても吸引力が弱いため、やはり電動式のものの方が良いとのこと。

先生は軽い調子で、

 

「『メルシーポット』っていう吸引器が良いよ。一万円くらいするけど」

 

い、一万円……鼻水吸い取るのに一万円……

 

その金額に一瞬ひるんだ母を許してくれ、息子よ。

 

でも、昨晩の軽い鼻水でも相当苦しんでいたのに、ここから病状が悪化したら、ますます苦しい思いをするはず。

高いだなんて言っていられないし、むしろ安いもんだ!!

中途半端に安いものを探すより、先生のお墨付きがついた、確実なものを買おうと決意。

診察が終わってすぐさまメルシーポットを検索すると、店舗ではアカチャンホンポでしか取り扱いがないとのこと。

近所には西松屋しかないので、即日で手に入れることは不可能に。チーン……

しかし、楽天市場で取り扱いがあったので、すぐさま注文しました。

 

 

 

 

メルシーポットの良かった点

 

送料無料、配送までが早かった

 

沖縄の最大の弱点は、ネットで買い物をすると、配送料が高いことと、商品到着までに時間が掛かること

送料無料とうたっていても、小さく但し書きで、沖縄離島は別途送料がかかります。と書かれていることはザラ。

その点、メルシーポットを取り扱っている、ベビースマイルさんは、沖縄でも送料無料。ありがたやー。

残る問題は手元に届くまでの時間。

航空便ではなく、船便で配送されると、最悪一週間かかることも……

すると驚くことに、お昼の十二時に注文してから一時間ほど経ったころに、メールが届き、荷物を発送しましたと通知が!は、はやっ!!

備考欄にダメ元で「息子がRSを患っているので、なるべく早く発送してもらえると助かる」とは書いておいたのですが、驚異のスピードでした。

送料が無料なので、船便での到着を予想していたのですが、宅配会社の追跡サービスで調べると、到着予定は三日後。この時、おそらく航空便で届くだろうと判断して、天を仰ぎました。ありがとう、ベビースマイルさん。

迅速な対応に本当に心から感謝いたします。うちのベビーも、これでスマイルになること間違いなしです。

 

眠れない地獄の三日間。一日二回の小児科通い。

 

 

息子は、鼻水がとにかく酷くて、そのせいで鼻づまりを起こし、夜中ほとんど眠れませんでした。

日中は、午前、午後と小児科に通って吸引してもらうので、なんとか凌いではいたものの、やはり夜中は苦しいらしく一向に眠れない。

だからといって日中も昼寝せず、遊ぶ元気があるのが、不思議なんですよね。

まあ、ぐったりされるとそれはそれで心配なので、動く元気があるのは良いのですが……

構ってほしい、抱っこしてほしい、鼻が苦しい、とまとわりついてくる息子をあやしながら、息子が鼻水をつけてまわった箇所を拭き掃除したり、シーツを洗ったり、そうこうしている間に、病院に行かなければならなくなり、私自身、昼間も休む暇がない。

一晩中、苦しそうに口で呼吸をして、ゼイゼイと呻く息子の目の下には、見事なクマが出来ましたが、わたしの目の下にも、おそろいの濃ーいクマが。

こんなに私たちが奮闘しているのに、旦那だけスヤスヤと安眠していたときには、本当に心の底から腹が立ちました。

しかし、一番苦しんでいるのは息子。

 

 メルシーポットが届くまでの間の繋ぎとして、口で吸うタイプの吸引器を購入。
 

 

一方の鼻の穴にチューブを差し込み、もう一方のチューブから吸い取るというもの。

結論から言うと、吸えないこともなかったです。

だけど、息子が嫌がって、暴れる暴れる。

息子を押さえつけながら、チューブを鼻の穴に入れ、かつ、力を加減しながら鼻水を吸い取るという作業は、かなり大変。奥の方までの鼻水が吸い取りきるのは難しかったかな。

 

ボロボロになりながら、待つこと三日。メルシーポットようやく到着。

 

使用感

 

手に取ってみると、とても軽いです。約800gと書いてありました。

写真で見ると大きそうに見えますが、高さは500mlのペットボトルより低いです。

卓上に置いて簡単に使用できました。

 

 

シリコンノズルが、初期装備で2個、付属されていますが、わたしは別売りのロングシリコンノズルを購入しました。

 

 


ボンジュールというネーミングセンスが光る。

このロングノズルの方が、先が細くなっているため、鼻の穴が小さい新生児や、乳児はこちらの方が使用しやすいと思います。

ロングノズルの根元をギュッと指で押さえ、しばらく力をためた後、開放すると、吸引力が増して、ネバネバとした鼻水や奥の方の鼻水を吸い取ることが出来ます。

 

ベビちゃんクリップ

 

今回、わたしはロングノズルを購入しましたが、別途購入しなくても、ベビちゃんクリップという、吸引チューブを抑えるクリップが初期装備でついてくるので、そちらを使えば、パワーをためて、シュゴッと吸い取ることが出来ます

鼻の穴が小さい新生児であれば、ロングノズルがあった方が便利だとは思いますが、ある程度大きくなったお兄ちゃんお姉ちゃんなら、なくても大丈夫だとは思います。

 

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さて、メルシーポットが届くころには、高熱は落ち着き、鼻水の量もピークは過ぎていました。

しかし逆に、水っぱなから、少し粘りが出てきて、鼻の奥の方で留まるように。

スイッチを入れると、ブーンと音を立てて起動。(この音、夜中静かなところだと響くので、寝ている赤ちゃんを起こす可能性はあります。)

嫌がる息子を押さえつけ、ギャン泣きしているのをなんとか宥めて、このロングノズルを鼻の穴にイン!

シュゴッと吸い取ると……

 

取れたー!!(号泣)

 

ネバネバーが、チューブに吸い取られていく。

グスグスと鼻をすすっていた息子が、キョトンとした表情に。そしてまたギャン泣き。

しかし、手動式とは違い、自動で吸い取ってくれるので、こちらの労力の差は歴然。

いつも夜は鼻づまりでフゴフゴ鼻を鳴らし、鼻水を啜っていた息子が、久々にぐっすり眠ってくれたのでした。

本当に、わたしも久々に連続した睡眠を取れてホッとしました。

 

 

 

 

取扱説明書が丁寧

 

可愛いイラストで、分かりやすく解説がしてあります。

お手入れの方法から、使用方法まで全部のっているので助かりました。

 

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イラストつきなので、読むのが億劫な人でも大丈夫

 

お手入れが楽。

 

パーツの分解も簡単で、お手入れも簡単。

 

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消毒用エタノールも準備しておくとよい

 

中性洗剤で洗った後、エタノール等で消毒をしましょうと書いてあったので、別で薬局に買いに行きました。

細長い吸引チューブは内部が乾きにくいのですが、エタノールで内部を洗うと、アルコールの発揮性ですぐ水分が飛んでくれるので、カビなどが生えなくて良いですよ。

 

消毒用エタノールと消毒用エタノールIPの違い。

 

薬局に行くと、「消毒用エタノール」と「消毒用エタノールIP」の二つが、並んで売ってありました。

値段は消毒用エタノールの方が少し高い。

何が違うのだ、と調べてみると、殺菌効能にほとんど差はないとのこと。

消毒用エタノールは飲用が可能のため、酒税がかかってしまいますが、対して、消毒用エタノールIPにはイソプロパノールという添加物が入っているため、酒類に分類されず酒税がかからないため、多少安価になること。

エタノールIPは、手指の消毒や、拭き掃除などには使えるものの、口に入るものの消毒には向いていないようです。

なので、万が一、息子の口にエタノールが触れたりしたときを考えて、消毒用エタノールを購入しました。

 

 

まとめ

 

決して高い買い物ではなかった。

 

鼻づまりと睡眠不足で苦しんだ三日間を考えると、もっと早く買っておけばよかった。

この一言に尽きます。

鼻水のピークだったころに、メルシーポットがあれば、もっと楽させてあげられたのにな、と後悔。

これから息子が成長していくうえで、必ず鼻風邪は引くと思うので、長期的な使用を考えても、良い投資でした。

 

風邪の治りが早くなる

 

鼻水を吸うことで、風邪の治りが早くなります。

また、鼻水が喉の方に下りて、痰が絡んだり、喉も痛くなったりするので、それを緩和することもできます。

小さい子は、自分で鼻をかんだり、痰を吐き出したりできないので、菌を外に出せないので、見ているこちらはもどかしい……

鼻づまりは、鼻炎や、副鼻腔炎、中耳炎の原因にもなるので、そちらの対策にもなりますね。

わたしとしては、一台あっても損はないとお伝えしたいです。

 

うちは、わたしも旦那もアレルギー性鼻炎持ちなので、息子も鼻炎持ちになる可能性が高い……家族全員鼻炎持ちは回避したいところです。 

今年は、RS、インフルエンザ、手足口病アデノウイルスなどなど、数々の感染症が大流行しているそうです。

皆さんも、くれぐれも気をつけてくださいね。

 

 

 

こどもの医療費助成制度で、診察代やお薬代がかからなかったのがありがたかったです。

鼻水吸引に使うカテーテルが実費で200円程度かかるくらいなので、一週間ほど、朝と夕方一日二回、小児科へ通いつめました。

助成がなければ、一回の診察で数千円かかるので、一日二回もの通院は躊躇してしまったかも。本当にありがたい制度なので、みんなで正しく利用して、長く続いてほしいなと思いました。

息子の鼻水は、メルシーポットもあわせて、かなりこまめに吸引してあげたので、ずるずると長引かず、完治してくれているのでよかったよかった。

 

 

さて、夜、一人だけ爆睡していた旦那ですが、見事、息子のRSウイルスをもらって、鼻風邪を引きました。

「僕も、メルシーポット使ってみようかな」

と、猛烈に溢れてくる鼻水をかみながら、ボヤいている旦那の横で、ニヤリとしてしまったちゃみでした。

 

 

ちゃんちゃん